医師がキャリアアップを目指す

医師が転科をする場合

職業

医師の転科とキャリアアップ

医師が自身の専門領域を決めるタイミングは、医学部在学中の臨床実習(ポリクリ)期間と、医学部卒業後にマッチング先である医院で行う複数化のローテーション期間に選定するのが一般的です。ローテーション期間には、複数の科を巡るので、自身に適した診療科を選択することが可能です。例えば、女性医師であれば、深夜当直の無く、身体への負荷が少ない診療科を選択したり、本務先の他に外勤(俗にいうアルバイト)で稼ぎやすい診療科で勤務したりと、個々の価値観に沿った選択をする必要があります。 生涯に亘って所属する診療科を決めるのでは、容易ではないため転科を何度か行う方もおられますが、最大でも2回程度にとどめる必要があります。大学病院では臨床系の診療科から、生理学や解剖学、病理学、医化学といった基礎系の教室に転科するケースが最も、一般的で負荷が少ないとされます。臨床系の教室で教授や准教授といったポストを獲得することは容易ではないため、基礎系教室に転科することでキャリアアップにつなげることも可能です。

転科のメリットとはなにか

医師になるためには、大学の医学部で医学について基礎から臨床分野まで学びますし、国家試験も受けますので、一度決めて開業した診療科目から別の科目に転科することも可能です。本人にとってもキャリアアップとなったり、年齢に応じた内容の仕事をすることができるといったメリットがあります。例えば人間の消化器は、それ単独に存在するわけではなく、神経系や循環器系、あるいは筋肉や脂肪など、様々な組織と連携して機能しています。そのため、消化器科の専門医としてキャリアを積む中で、神経や循環器についても最新の知識を得て仕事をすることになります。そのため、内科に転科して、内科の各専門診療科目を統括する内科部長としてキャリアアップすることも可能です。あるいは、消化器外科の専門医として仕事を続けてきた医師が、体力的に手術を行うことが困難になってきたので消化器内科に転科した場合、専門分野における最新の知識と長い経験に裏打ちされた診療が行えるというメリットがあります。

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